いいのきの薬学部

趣味か薬学部の参考書について書き連ねます。全て主観で個人の感想です。

治療薬便覧簡易比較。

いきなり大学から「今日の治療薬(南江堂)」か「治療薬マニュアル(医学書院)」買ってね~なんて言われてしまった。

 

アドバイスをくれる先生と話してたら「じほう」の話題が出たのでじほうが出している「治療薬ハンドブック」を借り、家に帰ると南江堂か医学書院かだって。じほうは~~~~??!!!

 

 

というわけでまたまた大学にいき南江堂と医学書院も借りてきた。ちょうどご友人からも「どっちにする?」とライン来ていたので、比較。

 

まだ事前実務実習も始まっていない学生なので、どういうものが使いやすいのかはわからないけど、よく使うであろうページと気になるところを比べました。メモ程度に記録。

 

以下すべて個人の感想です。

 

 

全体像

 

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客観的情報

 

これだけ見ると医学書院(治マニ)とじほう(治療ハンドブック)のコスパ

 

 

南江堂はアプリが別途購入のため、他と比べちゃうとお得感が少ない。

 

 

医学書院は学生なら2年間だけ端末でも使える。かつページ数と値段が他のものと比べると釣り合わないほどの量オブ量。

 

 

 

あ~、じゃあ医学書院かな~なんて思ったけど、だーいすきなのは~、なんこうどう~~。今まで南江堂の教科書が素晴らしかったので、中身を比較。にしてもなんでじほうアウトやねん。この時点では我を貫きじほうにしちゃおうかなとか思ってました。

 

 

 

 

南江堂(今日の治療薬)

 

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☆南江堂のポイント

・持ち運びやすさ

・読みやすさ

・検索しやすさ

 

持ち運びやすさ

この3冊で唯一カバーが辞書特有のフニャ~っとしたやつなので、カバーがパッカパッカパッカパッカしない*1

 

分厚いと余計カバー外れやすいので、これはポイント高し。薄さも他と比べると断トツ子。とっても開きやすく、ペラペラ~しやすい。紙さいこー。

 

 

 

読みやすさ

構成はじほうの治療薬ハンドブックと似てるけど、じほうよりかは漢方の番号が目立っているけど、じほうの方が個人的には好きなレイアウト。

 

今まで一般名にしか触れてこなかった人間からすると、ステロイドの項目とかになると「どっちが商品名一般名」になっちゃう。

 

でも商品名には赤丸が先頭についており、索引にも商品名の先頭には赤丸がついているのでとってもわかりやすい。そういうとこすきー。惚れー。

 

でもって見出しの色。最後にも書くとは思いますが、見出しが黒は解説、赤が薬剤便覧ページ。どこから薬剤のページなのかというのが非常にわかりやすい。

 

 

 

解説のページは2段組となっている。これは好みだけど、2段組派。目を横に動かさなくていいので。そういう意味でも南江堂と解釈一致。好きだよ南江堂。

 

使い方ページもとても簡潔でわかりやすい。

 

そして薬理苦手な人は多分南江堂がいいと思います。南江堂は図が豊富。

 

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薬理の図ありなしどっち?

1枚の図に作用機序を書いてる図。とても理想形。

 

 

検索しやすさ

索引、とても使いやすい。商品名に赤丸。これいいね~。治療薬ハンドブックも2色使ってるには使ってるけど、南江堂の方が使ってる。商品名言われたら多分引くしかないので、索引が一番大事だと思っています。

 

 

 

 

治療薬マニュアル(医学書院)

 

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主観有。

☆治マニのポイント

・圧倒的情報量

・付録

 

圧倒的情報量

南江堂、じほうにのほぼ2倍の分厚さを誇りながら、開くと2段組構成になっているかつ文字も他より小さめなのでさらにページあたりの情報量がえぐい。文字量見たら多分南江堂、じほうの4倍近くはあるのではないでしょうか。

 

厚すぎて紙を丁寧に丁寧に扱わないといけない子。繊細でいながら容量がすごい。毎週、毎日持ち運ぶことを考えると、体力なし子万年文化部人間には向かない重さ。

 

他はカーブを描いているんだけど側面がピシッとしてる。

 

薬理の図は冒頭にまとめて掲載されているので、そこは見やすいかな~と思いました。

 

 

 

付録

付録おもしろい。

 

検査値の項目には影響を与える薬剤がまとめて掲載。他も検査値載せてるやつあったけど、治マニが一番よかったな~。

 

そして味掲載。これ面白いね。

 

付録に魅力を感じたけど、体力を考えて断念。

 

 

 

 

治療薬ハンドブック(じほう)

 

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主観有。

☆じほうのポイント

・レイアウト良い

・別冊付録

 

レイアウト

前述通り、一番好みのレイアウトで、商品名と一般名が一番わかりやすい。

 

処方ポイント、薬剤ポイントも一目でわかりとても好き。粉砕可否も載っているのはじほう。

 

将来買いたいな~と思ったのがじほう。

 

 

 

別冊付録

治療薬比較ブックとポケットカードがついてくる。

 

比較ブックに興味。同種同効薬の剤型、用量、タイミング、用量調節目安等が比較されているの。こういうことをやりたいのでじほうは理想*2

 

多分じほうも選択肢に入れていいよーと言われたらじほうにしてたと思います。

 

 

 

結果

 

南江堂の今日の治療薬買いました。インスタで他の薬学生にも聞いてみたら8割南江堂だったのでまぁ間違いない。比較した結果、やっぱ南江堂好きだわ~となったのでインスタで結果が南江堂じゃなかったとしても南江堂にしてましたが。

 

 

 

南江堂と治マニで迷ったら

 

薬理苦手嫌い無理→南江堂

毎日持ち運ぶ→南江堂

情報がないと不安→治マニ

コスパ重視、端末でも使いたい→治マニ

 

がおすすめ。

 

あとはもう好みだと思います。

 

 

 

買ってわかった南江堂のこだわり

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南江堂~~~~

見出し位置なんかずれてんな~と思ったら、互い違いになるようにしてるのでは?という結論になった。

 

 

 

他とも比較してみましたが、治療薬ハンドブックも2色使い。治マニは1色のみ。

 

 

 

で、インデックスシール、カプセルイメージしてんのか?と思うとやっぱり愛おしい。

 

 

 

最後に

南江堂、アプリもつかず他と似たり寄ったりの値段かいと思っていましたが、そんなことを気にさせない内容とレイアウトとこだわり。

 

推し変せずに事前実務実習は南江堂と共にいようと思います。入ってたロルバーンのスクラッチは外れました。アンケートかーこう。

 

 

*1:マンガ本みたいにカバー外れる教科書は即、カバー外すタイプの人間です

*2:韻踏み