薬学生の参考書についてのメモ。一応現在、わたくし3年の春休みを過ごす者です。成績は悪くはないです(悪くは)。
薬学コーナー小さいですよね
人口、社会的需要、学生からの需要が少ないからなのか医療系コーナーの片隅にあればいい方の薬学系参考書コーナー。
看護はものすごく量が多くて羨ましい。たまに中野サンプラザ行くついでに行くサンプラ近くの本屋*1はまぁまぁ薬学コーナー取ってくれている方だと思ってますまる。
看護、医学、栄養はメディアメディックがQBやらレビューブックを出しているが、薬学はない。勉強垢見てると、「レビューブックいいな~~~~」とないものねだりしちゃう。
QB、レビューブック出ても結局薬学生は青本買うので売れないんだろうなと思います。青本、わかりやすいんだけど高い、場所取る、結局6年になったら買うので低学年では買いたくない。
利用すべきは自大学図書館。青本、要点集、領域別など借り放題。というわけで軽く比較。
薬ゼミ部門
青本(薬学ゼミナール)(5000円前後)
分厚い青本。1冊借りるだけで帰り道が重く感じる。リュックで背負えば見た目ほど重くはない。2021年版から大幅リニューアルされ、青本+青問の2冊組となった。図書館勢には特に関係ない。
ただ2020年版までの青本は二色刷りだったのに対し、2021年版はカラー印刷で読みやすい。正誤問題も以前のものより増えた気がする。
解答冊子は別冊で、のタイプじゃない。問題の隣のページに解説が載っているのですぐに答え合わせができ、ストレスがない。図書館のものだと、別冊のやつ取り外せないじゃん。利便性たかたか。
情報量が多く、薬理は親切に構造式も書いてある。授業で「こんなん国試出る???」といった小さい範囲でも青本開けば載ってる(国試頻出なくても載ってる)
毎年改訂版が出るので個人的には買う気は起きない。が、使わずじまいかつ好みじゃない教科書を買わされるくらいなら圧倒的に青本買った方が有意義。問題もついてくるのでコスパ最強。
要点集(薬学ゼミナール)(1000円前後)
青本よりも薄く、問題もあって、まとまってるので気に入っている。低学年のうちはこれで要点絞ってわかって、「この講義は何言ってんだ????」というときに流れ、全体像を掴むのに最適。ものすごいたまーにゴロも載っていてる。「フッ」と軽く見てたゴロのおかげで代謝酵素に自信がつきました。ありがとう薬ゼミ先生。青本よりも遊び心があり、読みやすい(個人的感想)。
ただ薬物治療に関しては本当に大切な疾患しか載っていない。講義で「何この疾患覚えますのん???」と思って要点集開いても載っていない。治療に関しては要点集よりかは青本派。もしくは違う参考書(後述)。
また要点集の利点としては正誤問題の量。微妙に青本に載ってる正誤問題とは違い、微妙に問題数も違う。
国試も1単元で1,2問載っているが、正誤問題が豊富。この正誤問題は国試の選択肢をばらしてみましたみたいなノリ。国試だと消去法使えるけど、正誤問題は二者択一かつスピーディーに解けるので好き。「なーんか問題文の統一感ないな」思ったら、国試ばらしてんだからそうだわと思うで候。
軽いので図書館で借りても苦にならない。しかし薬ゼミ先生、2020年版で止まっている。需要薄なのでしょうか*2
メルカリで購入してiPadに取り込み。QOL上がった気がします。授業中に他の科目のものがすぐ見れるし、見開きだし、授業の要点わかるし。動画講義でやる気をなくし、ネットサーフィンしてた科目も、iPadで開きながら、要点集に書き込みしてたらちゃんと講義を聞けた。偉い。
領域別問題集(薬学ゼミナール)
A5サイズで見た目より重い本。何回か借りた。国試を中心に載せている。正誤問題は少なめ。
領域別にお世話になったな~~と思うのは物化。物化は計算してナンボ、先生も優しくないので、要点集の正誤よりか国試の方やっといたほうがいい(偏見)。
わっけわからない大学の場合、物化はアトキンスを指定教科書にしているため、まーじでなーんにもわかんなーい。高校のときの選択で全員が全員物理取ってると思うな。
アトキンスは理工学向けだろと思うほど、私の脳には届かない文章たち。カラー印刷なとこしか好きじゃない。物化やってるときに青本と出会いたかったで候。
要点集の正誤を完璧にしておくと、領域別に取っかかりやすいな~という感想。
青本は借りたくないけど国試解きたい!要点集の問題飽きた!というときに利用します。ちょこちょこ~~~とポイントがまとめてあるのも便利。
コアカリ重要ポイント集
借りてみた。この講義は9巻のうちどれに載ってるんですかー?とよくわからない講義の場合にはまず、シラバスを開き、SBOsを確認しましょう。そしてそのSBOsをコアカリと照らし合わせると解くべき問題がわかります。そういうときによかったコアカリ。
重要ポイント集のゾーン2(薬理、病態、薬剤)は病態に薬理っていう感じで分かれてないのがいいな~と思った。気のせいかもしれないけど、要点集と重要ポイント集はほぼ同じ内容です。重要ポイント集はなんか追加されてる項目あるけど。
重要ポイント集のここが嫌というのを1つ挙げるならば答え合わせしずらい。
内容、問題、内容、問題、内容、問題、解答みたいな感じで、別冊使用でもないので答え合わせしずらい。
見た目より重くないとこは好きです。
現場で活かすQuick Reference、必携実務ノート
メールメルカリメールメルカリで買ってみた。
生協にはQuickReferenceの方は売っていたが、実務ノートは本当に非売品なのかな~。よくわからな~い。
なんか見た目似てる2冊ですが、中身は全然違いました。
QR*3は薬効別に作用機序+服薬指導について書かれていて、病態の原因、症状、検査などがまとまって書いてありました。患者さんからあるであろう質問についても書いてあったり。紙幅の問題でちょいちょい横向きにしないといけないのはご愛嬌。
実務ノートはアセスメント、検査値、医療保障制度、薬について、さまざまなスケール、よく聞く略語について幅広く書いてある印象。ちょいちょい出てくる半顔の犬が可愛い。
どちらもフルカラーで商品名も記載されてましたが、索引はありません。目次あるのでそこから見たいページ跳ぶのがよさそう(QRは行きたい範囲に行けるよう端っこにインデックスが印刷されているのですぐ行きたいとこ行ける印象)。
どっちもなんか面白そう(まだ実務が始まっていない3年生の感想)。
1日20分ステップUPドリル
上記の実務関連の本を買ったらこれもついてきた。
フルカラーで、65日分。1日見開き1ページ。とても取り組みやすそうな感じでフルカラー。楽しそう。まだ5年にもなってないけどせっかくなので今のうちから1日1単元やろうと思います。答えと問題が本当に別冊子で、答え編だけでもちゃんとした本すぎる。
そしてなんと薬ゼミ先生の講義動画が見れる。第9版だと多分要点マスターかなんからの動画でしょうか。使ってるスライドが要点集。それがバチくそわかりよい。お気に入りの先生を見つけました。マンジでわかりやすい。意味わからなくてわかるわかるくらいわかり良い。薬ゼミは沼です。
数日間使った感想としてはCBTのためになんかやりたいけど何から手をつければいいかわからない人に最適。低学年にもおすすめ。
復習したい人向けな本でした。ほらコアカリも青本系も科目ごとで範囲広すぎてやりづらいじゃん*4。コアカリは4月に改訂版でるとにらんでいるので買えない。
日経DI×薬ゼミ 実践対策問題集
8疾患を中心に構成されていて、それぞれ関連するところにつなげている印象を持った。軽く疾患についてもまとめられている(なんかリニューアル前の青本見てる感覚、色合いが)。
内容としては実践対策問題集と言うだけ、実践向け。CBTすらまだな3年春にはまだ早いかな~という感想。だたただ面白い。
アムロジピン、バルサルタン、セリプロロールの中でグレープフルーツジュースを一緒に飲むと影響大きいのどーれだっていうクイズ*5。これ1問である程度難易度はわかると思います。
【薬ゼミまとめ】
先日友人からCBTのためになんか勉強をしたいかもしれないけどなんかおすすめの参考書ないかと言われたので薬ゼミ参考書プレゼン。
わかりよくかけたと思うので貼っておく。
コアカリ重要ポイント集は手元にないのでインク色は不明確。赤もあったかな~。
低学年でも買いやすいかなと思う参考書たち。見てわかる通り大本命は要点集です。
要点集は大本命の恋人。要点集といつも一緒にいたらステップアップドリルがやってきて…。次回要点集立場危うい!新勢力!めちゃくちゃよかったステップアップドリル!お楽しみに!!というノリなくらいステップアップドリルはよかったな~。
まぁ結局は要点集に戻ってきたんですけどー(ステップアップドリルの薬ゼミ動画で要点集が使われていたので要点集見直しました。好きです、一生好きです、要点集)。
メディックメディア部門
薬がみえる(メディックメディア)(4000円前後)
みんな大好きくすみえ先生。講義でも推されてる参考書。フルカラーで見やすい。いい所挙げていきます。
・フルカラー
・わかりやすい
・かわいい(特に1巻目の漫画で慣れようの右ページの心臓)
・索引が全体のものと薬剤だけのものがある
・3巻目は1~3巻までの薬剤の索引を掲載(どの巻見ればいいか教えてくれる)
・略語がすぐにわかる(略語出たら下部見ればわかるシステム)
・かわいい
唯一ダメだ~~~と思うのは改訂版出るのがものすごく遅い。1巻は7年ぶりの改訂がこの前あったレベル。なので新薬掲載が遅い。たまーに薬理は「新薬好きなので試験出します」みたいな先生がいる。注意。
でも改訂頻度低いということはいつでも買えるということ。初版持ってますが、何故か第2版*6購入。1ページずつ見比べた。構造式要素多めになった印象。
病気がみえる(メディックメディア)(3000円前後)
持ってるのは2巻(循環器)、3巻(代謝)、5巻(血液)、6巻(免疫)、14巻(皮膚科)。
例えば代謝系疾患。薬みえに載ってない薬が病みえなら載ってることがある。なので併用。病気がみえるにも薬は載ってるが半ページくらい。図は薬みえと同じ。
薬みえにも疾患は載ってるので、薬みえあれば疾病系科目にも使えるは使える。ものすごーーーく苦手な疾患のときに購入した。免疫系疾患は病気がみえるのおかげでなんとかなった。ありがとう。
免疫系疾患について補足。
確か青本(要点集でも)は関節リウマチとSLEは項目が違う(確か)。RAは骨疾患、SLEは免疫疾患。ちょっとめんどくさい。というときに病みえ先生。先天性免疫疾患は青本(治療)には記載がないが、青本(生物)には記載がある。めんどくせぇ!!!というときに病みえ先生。6巻は免疫も微生物にも適応できるので結構気に入っています。
個人的に買ってよかったと思うのは皮膚ですかね。わかりよい。
今度発売する「がんがみえる」楽しみすぎる。試し読みだけ読んでもうわくわくが止まらないし、めちゃくちゃ楽しみすぎて声出ちゃった。抗悪性腫瘍薬の分子標的薬が大幅に(薬みえ3巻に比べて)追加、かつ望んでいた分子標的薬の作用がまとめられている図、そしてトドメの放射線療法(なんか電離とか載ってそうで泣泣)。もう置くスペースないよ~~~って言いながら買う未来。新刊楽しみだよね!と言うと大半の人には漫画かなと思われるようですが、メディックメディアです。
イメカラ(メディックメディア)(1500円前後)
こちら、メディックメディアの本。フルカラーではなく2色刷り。みえるの会社が作ってるだけあって、イラスト豊富。なによりも「病気がみえる借りたいけど持って帰りたくないよ~~><」というときに最高。A5サイズで軽い。とても軽い。みえるシリーズ縮小版のような感じ。
解剖整理学について前半書かれており、後半は疾患。この疾患ページが好きで好きで。左ページには疾患の症状、検査などなど簡潔に書かれており、それを右ページのイラストで全て解説。とにかく見やすい。病みえは1疾患何ページも使って解説するが、イメカラは見開きで完結させる。要点だけ絞りたいときにいい。ビリルビンについては教科書、薬みえなどいろいろみたけど、イメカラが断トツでしたね(偏見)。
が、薬剤はちょろちょろ~~以下。薬剤だけは他を参照した方がいいが、病態理解はとてもいい。
最近では免疫が発売され、図書館で新刊を毎週、毎日のようにチェックしてたらようやく入荷されていたのですぐさま借りました。図が素晴らしい。こういうの望んでた。免疫マジわからんピーナッツ的な人は病みえよりもイメカラの方が流れがつかみやすいと思います。
個人的に免疫機能は要点集でざっと読み、深いとこは要所要所の病みえがいいと思います。ここに新勢力イメカラが現れたので、免疫現役*7のときならイメカラ最初に読んでると思います。イメカラのマクロファージかわ。よくこんな情報量を一つのイラストに詰め込んで描けるなおいおいと思います。
医師、薬剤師、看護、栄養、臨床検査技師などなどなどさまざまな医療系の国試がちょいちょい載ってるのも面白い。
南江堂部門
コンパス 薬物治療学(南江堂)(5000円前後)
私の好きな出版社、薬ゼミ、メディックメディア、南江堂。買わされた教科書の中で好きな教科書をピックアップしたらすべて南江堂だった。
コンパスシリーズの中の薬物治療学ですが。読みやすい。重要なとこをキュッとさせてみたみたいなノリ。2色刷りで読みやすい。またエクササイズ問題もあるため良い。何故か(何故か)治療系の教科書を何冊も買わされるが、9000円くらいのクッソ分厚い教科書何で買わせた??????薬学部の先生が書かれているのでわかりやすい。
9000円のクッソ分厚い教科書は医学系の先生も書かれていたため、どうも合わない。9000円というだけあって何ページもあり、かなりの数の先生が関わられているため、文章の統一性を感じられず好きではなかった。そんなときに「もう一冊あるじゃん」と思ってコンパスみたらわっかりやすいこと。南江堂、一生ついていく。
コンパス 生物薬剤(南江堂)
生物薬剤学マジ再試と試験直後に思った。というわけで図書館で借りてみたコンパスの生物薬剤。青本でもよかったが、薬物治療がよかったためコンパス先生への信頼は厚い。
結果、とてもよかった。
トランスポーターの図、これだよ求めてたのはと声を上げるほど求めてた図との解釈の一致~~~~~!!!!スキーーー!!!!
また「コンパス」というだけあって「ここへつながる」といった風に書かれている。なんでこんなこと学ぶのかと思ったときに納得できるのも素晴らしい。
コンパス 衛生薬学(南江堂)
買わせた衛生教科書が嫌いだったのでまたもやコンパス先生を借りてみた。お茶目な一面のある教科書だった。
南江堂????と思う手書き風フォントで書かれたまとめイラストページ。穴埋め形式になっていたので、春休みにまた借りて衛生やっぞ。衛生分野の講義全て動画だったな~、試験は過去問ゲー。あ~やる気。そんな人に良さそう。まだちゃんと使ってないのでわからないけど、少なくとも自大学教科書よりか良さそう。さすがコンパス先生。
あとコンパスはとにかく表紙がめっかわ。色合いかわいすぎて恋。
薬系薬理学書(南江堂)
こちら薬理の教科書、南江堂。表紙のすべすべサラサラ感がたまらない。2色刷り。重いけど、構造式も書かれていてとてもいい。何よりも薬剤の英語表記も載っているため、ケムドローで書くときに便利ですきー。
1つの薬剤に作用、副作用、動態、相互作用と項目別で書かれているため見やすい。買わされてよかった教科書その1くらい気に入っている。
パートナー 生薬学(南江堂)
南江堂の薬学向けシリーズ教科書でパートナーもありますね。パートナーは基本1色刷りのはず。その中でも生薬学。カラー写真が豊富で基原植物、生薬が見やすくやはり良い。
その他の出版社
薬物治療学(南山堂)
南江堂やら南山堂やら非常にややこしいのですが、長期休みを機に初めて南山堂
の薬物治療学を借りてみました。重いけど、めちゃくちゃよかった。
こちら毎年改訂版が出ており、とても面白い教科書でした。まずフルカラー。教科書類でフルカラーはなかなかないのでもう開いた時から楽しくなっちゃう。
あといいな~って思ったポイント。この疾患はこの何年度のガイドラインに沿って書いてますよ~ってのが載ってる。これ、なかなかないと思います。
それと毎年改訂版でるレベルなので、どこが変わったのか(どのガイドラインがアップデートされたのか)が書いてある。とてもいい。そして国試意識が高い。読んでると緑マーカーのとこと赤線があるんですよね。なんだろ~と思ってたら、これなんと過去の国試に出た内容記述ここですよ~って教えてくれちゃってる。やさお。赤線は最新の国試で出たところという意味。ほれる。
そういう意味で最新国試(*改訂年の前年が最新となってます)載せるためにも毎年改訂されてるんだな~と思いました。
まだいいとこある。疾患の最初にイラストが載っており、薬の作用点も合わせて記述。看護の方で取り入れられている関連図とてもいいな、と思って看護の本も探していたのですが、この薬物治療もこの病態だからこう、こうだからこの薬というのが比較的わかりやすい。
毎年改訂なのとてもいいけど、買う勇気が出ない。でもいつか買おうと思った一冊です。電子版もあるよ。
感染制御の基本がわかる微生物学・免疫学(羊土社)
一時期消しゴムハンコにハマった(作る方)。臓器彫ってノートに捺せばいちいち臓器描かなくていいじゃん!と思い彫った。ついでに生薬なども彫った。
そんなとき、マジ半端なさすぎる消しゴムハンコ作家さんが表紙を担当される免疫本発売とのこと。ちょうど免疫マジわけわからない*8時期だったので買った。
ついでに言うと著者の方が薬学部出身の先生(看護学生に教えているようだが)だったので期待大。
超最新作(2020年出版)だったので某ウイルスもちょこっと載ってた。
予約して生協で受け取り。もう表紙のすばらしさ。とても綺麗。表紙だけ見てれば時間たっちゃう。
中は薬学生向けかと言われればうーんという感じではあったが、丁寧に書かれていて初心者には読みやすかった。フルカラーで表もわかりやすく、ガチ初心者にはおすすめの一冊。言葉全てが丁寧で優しい。
薬単(秀和システム)
薬学生のための医薬品暗記帳。手に収まるサイズでとてもサイズ感がよい。
この薬単の素晴らしいポイントはいくつかありまして。まず「新傾向」マーク。新薬や国試で最近出たやつにこのマークが付けられている。これ新薬なんだ~って知れる参考書はあまりないので、とても好きなポイントの一つ。
そして用語解説が後にある。受容体の種類とか抗悪性腫瘍薬によく出てくる単語とか。読み方振ってあるのもポイントかなと思った。
また一般名と商品名の索引がわかれている。まだ商品名引くことは少ないけど多分便利。
授業でちょこ~っと出てきた薬なんだっけ、これ、というときに参考書引っ張ったり、PMDA行ったりするよりも薬単で引いた方が簡単でお手軽。国試に出る薬が中心になってるので無駄がない。
雑談
某検定の話。薬局なども協賛企業である某資格試験。夏休み時間あったので勉強してみた。もちろん公式参考書を買った。
が、ものすごく使いにくい。カラーなのに。
まず、本の開き方。ほぼ横書きの癖して国語の教科書の開き方。不便だな~~とは思ったが、仕方ないとわりきった。問題集も買った。問題集は数学の教科書の開き方。細かいことが気になる、僕の悪い癖(CV.杉下右京)。
問題集には「公式テキストの何ページを参照」と書かれている。親切である。で、国語の教科書をほぼ開くことなく、横書き教科書になれた人間は自然と、自然と、偶数ページなら左ページを見る。左ページ見て、「ないやん、嘘やん」となったら、偶数ページは右ページなんですよね~~~~~!!!!
というかほぼ内容は化学とかなのになぜ~~~~???!!!
また図が
12
34
56
と並んでるかと思ったら別ページでは
14
25
36
これがものすごく気持ち悪い。あとある言葉が平仮名で、別ページではカタカナだったり。相棒の見すぎなせいで「ここの文字、変換の仕方が違いますね」*9って思っちゃう人間なんです。
また問題集。もはや薬ゼミ先生好きすぎるせいなのか、この某検定の問題集が使いづらい。解答は別冊方式ではない。問題、解答一体型で、完全に章ごとにわけられている。あとネット限定というのもあり、ぺラい。そこは妥協した。
あと国試と比較する方がおかしいんですけど、国試の質ってめちゃくちゃいいなと思いました(小並)。
検定試験受けてみたけどいきなり飛び級するのはよくないな~とおもいました。その日の帰りにTFで大前さんの番組聞いてたら「検定料高くない????」って話題でした。めっっっっっちゃくちゃいい用紙に問題が印刷されてたもんな、そりゃそうだわと思った帰路。
雑談2
大学の勉強してても、結局は高校の教科書を見ることが何度かある。「入学後の試験で物理?????」と思って全く習ったこともない先生に「物理ってどうやって勉強するんですか」と言ったら使わない教科書をいただいた。物理の教科書、わかりやすい!!!!!高校レベルも怪しげな人間*10からするとマジ物化物化状態。そんなときに高校の教科書みると読める言葉で書いてある。放射化学でも使える。おすすめ。
化学の資料集も物化範囲書いてあることあるのでよい。本当によい。あと、化学の教科書に載ってる実験を大学でやることもある。そういうときは参考にしてレポ書く。おすすめ。
あとあれだ。数学。統計もBに載ってる。あと箱ひげ図とかものすごい久しぶりに講義で言われた。数学の教科書を読んだ。
大学にもよるが高校の教科書などがそろえてあることがある。そういえばそんなコーナーもあったな~と今書いてて思った。
雑談3
表紙が好みではないが、読んだらめちゃくちゃ日本語でわかりやすい教科書があった。大学がバレそうなので紹介は控えるが、とてもいい。最高じゃん。
なんでこういうイラストで描かないんだろう?と薬理やってたら疑問に感じた範囲があった。薬みえ先生もなんでこういうイラストではないんだろう?と思ったが、この教科書はまさに解釈、想像の一致。テンションが上がる瞬間。
それ以外にもとても見やすい図、表が多数掲載されており最高だった。たまにはそういう教科書が紛れているので大学から買わされる教科書はガチャ。
着地点
薬ゼミ開けばなんか載ってるのでつまづいたり、何言ってんだと思ったらまず薬ゼミの参考書開いてみましょう。一番好きなのは要点集です。要点集じゃ内容足りなさそうだったら青本。
ただ解剖生理はイメカラ、病態は薬物治療学(南山堂)、薬理は薬がみえるもとてもいいですよ。ただ下記に記載した薬理の教科書もとても気になる。
物化を終えてからコンパスシリーズと出会ったのですが、もしも出会うのが早ければもう少し物化理解できたのかなー。違う教科書を図書館で借りるのもたのしい。
読んでないけど気になる本
読んでないけど気になる本はいくつかあるのでメモ程度に。
・プチナース(照林社)
看護学生のための雑誌。プチナースの解剖学の巻とかも気になるし、関連図系も気になる。中野のブックファースト様にはバックナンバー豊富でした。薬学生のための雑誌ってないですよね。残念ながら図書館にも地元の図書館にも置いてないので気軽に読めない。複合大学ならあったのかな~。そういうとき単科大学は弱いなと思います。
・病気・発達時間の視点でみる 疾患別看護過程(照林社)
プチナースの看護過程がまとめられている本。プチナースの何が気になってるかっていうと看護過程なのでこの本ならまとめて見られるな~と思いました。看護過程のとこに病態理解に必要な解剖学も書いてあるようでほんと興味。
・コンパス 物理化学(南江堂)
今出逢っても遅くないのなら逢いたい*11。
・今日の治療薬(南江堂)
薬の作用機序を一括に書いている図を求めている時期なので、見たいな~って思ってる。くっそどうでもいいけど入学時に使わない大辞典とかを勧めるよりも、今日の治療薬とかを勧めた方がいいと思います。
毎年改訂されているけどどうなんだろうか、いつか欲しいな~とも思うけど。
・新しい疾患薬理学(南江堂)
こちらも南江堂の書籍ですが。この本のすごい所は毎年HPで新薬情報が更新されるところ。
薬理学のお悩みって新薬出た時にリアルタイムで参考書が更新されないことだと思うんですね。薬ゼミだって薬みえだって新たに参考書を買わないと新薬のページがない。
でもこの本はHPで更新されていくので新たに改訂版を買いなおさなくても情報が得られる。素晴らしくないか。薬理系の本はもう十二分に持っているので欲しいが買えない。このスタイルをもっといろんな参考書で取り入れてくれると買う気が起きます…。